2008-11-24

ホンバン、ホンバン



 Mr.パンダソニックはいなくなってしまったが、ペンネーム/パンダソニックは、ここんとこ、久々にホンバンのカキ物ばかりで忙しい。

 テキストドリルこと日本語練習帖での練習時間が取れず、ホンバンばかりが続く日々。いま目の前にある原稿用紙(なんてものはないけど)のマスを埋めるため、ホンバンの日本語をカキ続けている。カイてもカイても、カクべきマスは次から次へとやってくる。

 寝起きにホンバン、昼下がりにホンバン、夕飯後にはホンバンで、お休み前のホンバンだ。こんなにホンバンばかりで、果たしてカラダが持つのか、ちょっと不安である。

 ということで、現在連休中の午前9時。やっぱりホンバン中であるが、ホンバンの合間に、ちょっと練習だ。相手のことを気にせず思いっきり練習帳のマスにカクのは、ホンバンの『お役に勃てました』的爽快感とは違った、何とも言えぬ開放感がある。

2008-11-21

さよなら、Mr.パンダソニック




想像力のないやつがいる。

一時の感情に流され、
自分のエゴのためだけにしたことが、
どれだけ相手に深い傷を負わせるのかということを、
想像できない頭の持ち主が、この国にはいる。

自分が違うとは決して言えないが、
そういうことをしないよう
考えて考えて、生きている。

でも、考えないやつが、この国にはいる。
わりとたくさんいる。

気持ちよかったんだろう。
すっきりしたんだろう。
想像力のないやつは。
想像力がないからだ。

この国の、教育は、
根底から変わらなくてはならない。
想像力を失わせるような教育を
これ以上、正しいと思わせてはならない。

世界一と言われる教育システムを持つ国、
フィンランドで出会ったMr.パンダソニック。

君がいなくなり
オレは
確実にそこへ向かって、走り始めた。

2008-11-18

富士見で乗った自転車

1000本ジャンプのときに、3台のバイクに乗った。

ちょっと乗れるようになると、「どれ乗っても同じだよね」とかいうオレみたいな輩がいるが、それはウソである。

もうぜんぜん違う。テクノロジーがすごい進んで、どんなシビアな乗り心地にでもできるようになってしまった自転車技術は、自転車をもの凄く細分化した。特にクロモリフレームとフルサスペンションという分野で。だから、いい悪いで言えば、今時どれを乗ってもいいのだが、そのいい感じの方向性には、かなり違いがある。オレはジャンプはうまくはないが、ものすごい好きである。


まずこれ。ウィスラー、富士見パノラマ、そして幕張ジャンプと、3大マウンテンバイクパークでそのオールラウンド性を証明された、ジャイアント・レイン2(リンクは2008レインX0)。パーツを変えに変えて完成車時代の面影すら残っていないが、重量は重くなった。どこでも楽しく遊べたが、日本のA-line、富士見のダートジャンプコースでは、すこし重たかった。ただコースがよくできていたため、タイミングさえ覚えてしまえば、いい感じで飛んで飛べないことはない。ちなみにこいつが一番おもしろかったのは、幕張ジャンプだった。


そこで、つかちゃんが乗る軽いクロモリバイクを借りた。マングース・リチュアルだ。変速機もなく、完成車から外すだけ外した、みたいな。ただフロントサスだけは、Kowaに変えてあったけど。こいつが調子いい。ウソだと思うかもしれないが、優しくやわらかい。ふわん、という感じではないが、するっという感じで乗れる。動きはゆっくり、ふところ深く。技とかそういうことではなく、いまそこにある地形を、気持ちよく乗るための、とか。こんなのが完成車で10万円しないで買えちゃうんだから、いい時代だ。クロモリの良さというのは、あるいはその素材ではなく、進化し尽くした技術の恩恵だと言えなくはないか。


しかしつかちゃんのにはフロントブレーキが付いておらず、ちょっと無茶もしてみたかったので、BGH店長、ありパノ2008オーガナイザー、金子真吾くんの<トランジット・パーク&トレイル>を、レンタルバイクを洗う手伝いをするというバイトの押し売りをし、まんまと借りた。こいつがまた調子いい。速いのだ。とにかく速い。軽くプッシュすると、スンと前に出る。ジャンプのリップを出る時に足首のスナップを利かせれば、それだけでスイッと飛んでしまう、ような感覚。名前のPark & Trailで本当に調子よさそうだ。しかしとくに硬く感じるわけなく、よくできたアルミフレームだなあと思っていたら、クロモリだと聞いてビックリした。

ちょっと前、BMXでオリンピックに出たガンくんのレースフレームにまたがらせてもらったことがある。いい感じのクロモリフレームだなー、て思っていたらアルミだよと聞いてビックリした。今の自転車技術がすごいのかオレがテキトーなのか。そんぐらいのオレが言うことなのだが、ま、それぐらい自転車はいい感じに細分化が進んでる、ということを言いたかっただけだ。

2008-11-10

サイクルモード2008 パンダソニック式レポート



 バラしてしまうと、パンダソニックは、リンプロジェクトのプロジェクト員である。自転車メーカーXXxXジャパンのKくんはこれを聞いて「つまり工作員ですね」とその役割をズバリ言い当てたが、その実そうじゃない。パンダソニックが行うのは『工作』では決してなく、『サイクルスポーツ』誌・前編集長氏の言葉を借りれば、それはさすがに言い過ぎだが『伝導』である。

 そのため、21世紀のサイクルショーである『サイクルモード』では、リンプロジェクトの客寄せパンダとしての役割を担った。新作商品とか納期とか聞かれてもよくわかんない頼りないパンダだったが、しかしこれらが旅にどう調子いいかというのだけは、実体験をもとに、みなさまにお伝えしたつもりである。客寄せ時の写真はない。仮にあってもみなさんの心の中だけにしまっておいてほしい。


問:リンプロジェクト

 客寄せパンダを勘弁してもらい、普通のパンダソニックに戻ったパンダソニックは残された最終日の1時間を使い、ブースを巡る。そこで発見した、パンダソニック視点のサイクルモード2008レポートをお伝えしよう。


色がかわいかった、Fredrik Packersのバッグ。


タイヤにも模様。問:聞くの忘れた。


木のグリップ。盲点でした。問:ダイアコンペ



サドルバッグに入る空気入れ。10気圧ぐらいだったらわりと汗をかかずに入るそう。緊急用として、サドルバッグにお一ついかが? 問:ダイアコンペ


Chub(チャブ)という名前のハブ(Hub)。『Chub』とは、『太め』という意味の言葉だが。


太めと呼ぶにはあんまりの太さである。しかしハブの回り自体は非常に良くてこれまたびっくり。問:(たしか)東京サンエス。間違ってたらごめんなさい。


ワゴンBMX。ワゴンバイクは、ターザンにも書いたが交通社会の未来を作る役者の一人だ。しかもBMXステーションワゴンである。トレール巡りといった、飛びに行く旅に具合よし。<Xtracycle>(エキストラサイクル)のワゴンアタッチメント。問:モトクロスインターナショナル

<Xtracycle>の逸品もう1つ。

《B3 Blender》。朝、家を出るときにフレッシュフルーツをミキサーにぶちこんでおくと、リアタイヤに付くダイナモが回り、ミキサー内のブレードをぶん回して、仕事場に着く頃には、フレッシュ・フルーツジュースの出来上がり。不摂生な生活を余儀なくされている(という噂の)ツーキニスト疋田さんにぜひともお勧めしたい。もうパパなんだし、そろそろ健康にも気を使ってもらわないと。


<シマノ>のフラットベダル用シューズ。なにせビブラムソール、なのにグレーカモ。アッパーの色は、ピンプ御用達の白である。どんなに土ぼこりにまみれても、シューズだけはピッカピカの男でありたいボクのために。問:シマノ


美しいフロアポンプ《Lezyne》。ついに自転車工具にまで美しさが問われる時代となった。どんな時代だ。問:ダイアテック


カーボンフレームがいいのは、チューブが大きく広がることで、絵がいっぱい描けるからである。今中大介氏率いるインターマックスのオリジナルマシンは、そのカーボンフレーム最大の利点を最大限に活用する。ダウンチューブのMAXの流れ方ヤバい! しかし裏に回ると、Interの方が上にきちゃうので、意外と普通なのがこれまた面白い。名前もすごいぞ、《インターマックス・コルサイタリア エボリューション》! デザイン担当はパンダーニの中の人。 問:インターマックス


日本の誇るビルダーの一人、<ドバッツ>製、マニア的に見れば見るほど感心する作りの700cツーリングバイク。身長155センチぐらいの女性が、それでも700cで走りたいのだ、という思いを具現化したわがまま&賢い旅バイク。コンポはフル・カンパニョーロ! しかしブレーキだけは、昔の《サンツアー・シュパーブ》を使わざるを得なかったのである。その理由とは、問:PRインターナショナル


カワシマサイクルサプライ社員ズ、憩いの場。


なぜか化粧禁止のテーブル。


前述XXxXジャパン、Kくんの履いてたVans。


宮地さん、お疲れさん。

2008-11-06

千本ジャンプ


 結局4泊5日、木曜日から月曜日までの間、日本のウィスラーである富士見パノラママウンテンバイク場にこもり、ただひたすらに、日本のA-line、ダートジャンプコースのテーブルトップラインを飛び続けた。ただひたすらに。


 このテーブルトップラインというジャンプトレール、にらんだ通り、ただひたすら飛び続けても問題ないほどの出来の良さであった。斜面とジャンプの大きさは、まさにちょうど良いぴったり具合。スローなスタートから、次第に大きくなるジャンプを5つ飛び、バームtoバームで切り返し&スピードを乗せると、そのスピードに合わせて選んで飛べるフィニッシュジャンプで決め飛びドン! 


 これまでにいくつかジャンプトレールというものを走ってきたが、ここ富士見パノラマのテーブルトップラインほど、ただひたすらに、ジャンプの楽しさを安全に味わえるトレールは、いままでに飛んだことはない。ウィスラーにあったジャンプトレールですら、こんなに気持ちよくはなかった。ホントに。

 しかし先にもお伝えしたように、今年の11月3日をもって、この、多分日本で最も安全で、最も飛びやすいダートジャンプトレールは、クローズした。多分いまごろ、このトレールをこの世に生み出した栗瀬裕太が、涙をボロボロ流しながら、つぶしていることだろう。



 今年、これを走れなかった飛びたいあなた。あなたは非常に残念なことだが、大変な損をしてしまった。ジャンプする技術を、安全に身につけられる機会を逸し、長い冬を迎えてしまったのである。



 ペダルを一切漕ぐことなく、一回の走りで6つのジャンプを飛べるこのラインを、パンダソニックは一日30本以上飛んだ。5日で170本ぐらいとして、170かける6、ざっと見積もって、1000回以上飛んだことになる。千羽鶴の例を取るまでもなく、これだけ飛べば、ジャンプの神様だって、なんか望みを叶えてくれるだろう。



 じゃあ神様、その望みを言わせてもらいます。来年、絶対に、このテーブルトップラインを、今年と同じように、裕太に作らせてあげてください。

 そうすれば、怪我をして悲しい思いをすることなく、自転車で飛ぶ楽しさ、気持ちよさを、より多くの人々に、カラダでわかってもらえるんです。
 そうすれば、自転車が、単なる痩せるための道具、漕ぐための機材ではなく、自由になるための翼であるってことに、少しでも気がついてもらえると思うんです。



 ここに載せた写真はだいたい、実は写真も上手なつかちゃんが撮った。パンダソニックのへっぽこ飛びでも、パンダソニックの安物カメラでも、彼が撮ったらこうなった。写真も、何を使うかではなく、何をどう撮るかというイメージの豊かさの問題だ。