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帰宅途中に、フリーライドゲームズvol.9『春さが』

怒濤の一週間がおわりを告げようとした金曜日の夜。


ウチのボスの誕生日会、午後10時スタート。


ボス、ではなくトイメンの小林くんのテンパイ。
これだけ揃ってるのに、待ちは超薄い。
こんなので村長のホンイツ ドラ3を下ろさせて流局。
村長の誕生日だというのに、間の悪い男よのお。
この時点で午前3時。


その帰宅途中、午前11時、
フリーライドゲームズvol.9『春さが』
at 相模湖プレジャーフォレスト常設MTBコース
スタート。




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みんな笑ってスタートしてるのに、超真剣な顔してがんばるやつ1名。


それがオレ。中村パンダソニック38才。
帰宅途中なので、通勤用のカスクしか
持っていなかったが、
タイオガのミツタケ氏に、
メットをお借りしての当日エントリー。


最後尾スタートから、無理矢理にインコース。




さて、下ってきた。左上のライダーがそう。




うれしそうに前を走るのは、『ダウンヒルは午後』
ではなく、Downhill a GOGO ことオオイシさん。
たまにしか会えない人に会えるのが、レースという同窓会舞台。




子ども相手に、なんとも大人げない。それがパンダソニック38才。大きくなったら大人になりたい。






上越遠征では、大変お世話になったシラクラことグルーヴィ・インターナショナルのブース前を駆け抜け、


おれはどこだ?


いた。画面中央あたり、白いテントの向こう。
一生懸命上ってる。


もう、ちょう、一生懸命だが、


この辺りで限界。押す。


そのスキに、後ろから上がってきた
わがチーム『レーシングフィーバー』のチームメイト
だいちゃんに、するりと抜かれる。


そして待望の下りだ。画像なし。


来た! だいちゃん来た! そして後ろに付くオレも来た!


上りでバクバクになって言うことを効かない
カラダとアタマん中にむち打って、
一生懸命飛んだのに、写真はこれだ。
自分の生きざまを見ているようで涙が出る。


もう飛べない。


オレが生きるか死ぬかの瀬戸際にいるのに
(深呼吸すると血の匂いがする)
フードを深く、いすにも深く座って
一瞥もしないつかちゃん(左下)。
しかもこの後、せっかくカレーを作ったのに
「辛いからヤダ」と喰わない友達がいのない男だ。
旧友、ダイアテックのテラモトは、
うまいうまいと喰ってくれたのに。


もう疲れ果てて、あごが出ている。生まれつきでもある。




1周目、やっと終える。もうカラダは限界。


オレが戻ってくるのを待つ『BETONES』てらちゃんが
たぶんヒマだからテストに撮ったんだろう写真。


来た! へろへろだ!


だー。実はこの直前ぐらいに、すでに心は折れている。




そのため、現順位、最終位。
ナンピトたりとも、オレの後ろは走らせねえ。


ただ、許せないのは、この坂だ。


お前さえ、ひょいひょい登れさえすれば、
こんなに辛くはなかったはずなのに。
絶対に許さない。


オラー! 本気出せば、お前なんか、


やっぱり許してください。


そしてゴール前、
第3位のライダー、だいちゃん、やって来た!
さすが、我がレーシングフィーバーの
(おっさんの方の)エース!


みんなも続々とやってくる!


これで全部かな?


いや! 最後には、オレがいる!


ジャーンプ! うそ。後輪は浮いてません。
そんな余裕ありません。


はへー。


もう、がっくり。精魂尽き果てました。


そして、最後尾のゴール!


無心。


最後の花道。


手を挙げた記憶なんてない。並走して写真を撮ってくれてるタキシタさん、ありがとう。ボクの記憶は、あなたの記録の中にだけある。


ゴール。よく覚えていない。今大会の立役者、ナカザワジムのナカザワさんに拍手されてたのは、かすかに覚えている。

そこら中を走り回ってた、トレイルストア/ハジメさん
山頂でボクのヘロリぐあいを見守ってくれた AST/タカヤマさん
登ったり下ったしていた小川輪業/オガワさん
人の和をコントロールしてたM.D.S./コバヤシさん

そして、コース補修やレース運営に携わってくれたみなさん。

どうもありがとう。通勤途中の参加でしたが、
すごく、楽しかったです。次回は、ミラクル・カレーじゃなく、
甘もの、お菓子を作らなければ、面白くないな、と思いました。
チョコ。チョコー。いくぜ、次回も参加したいパノラマ版VOL.10では、
パンダソニック・ミラクル・チョコスイーツ、本領発揮の予定。


レースの健闘を称え合う、レーシングフィーバーの二人。
かたや3位入賞のだいちゃん、かたや最後尾のオレ。


だいちゃんが今日、獲得した獲物。ベルのヘルメット。
だいちゃんには小さいので、そのうち息子のケイが
つかうのでしょう。走りで稼げれば、
走っててもパパは文句言われません。



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写真もビトンズのてらちゃんが
知らないうちに撮っててくれました。
この日走ったボクのパンツは金曜日用の紫でした。
だって、ボクはまだ帰宅途中。


帰宅模様。

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