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現時点で一番のチョコレートケーキ

 現存する食べ物の中で、重要なものを3つ挙げよ、と言われたら。 1)チョコレート 2)納豆 3)ソースカツ丼 となる。3大栄養素と言われる炭水化物、タンパク質、脂質に加え、ビタミン、ミネラル、食物繊維、ファイトケミカル、チョコレートといった微量栄養素がカラダに大切である。パンダソニックの場合。  世界一好きですてきな食べ物であるチョコレート、夜中に突然、一箱ベロリとかよくやるのだが、最近は自転車『没収刑事パンダコップ号』(パンダソニックさんはもういない。。。)での移動ばかりなので、二箱ベロリとかやっても、たいして太んない感じ。ラッキー。またベロリ。酒のつまみにはチョコ持ってこい。  もはや主食レベルに達した感のあるチョコレートだが、その食べ方としては、今んとこ 銀座・和光の提供するチョコレート ケーキが一番である。欧米を中心に、いろんなところで闇雲にチョコレートを食べてきたが、現時点で、こいつを超えるものには、まだお口にかかっていない。  これ。クリスマス・スペシャルバージョン。こんな大きさで、価格、1個800円。  ものには適正価格というものが存在し、チョコレートケーキひとつに800円というのは、さすがに主食といえども高過ぎではある。しかし、こいつの場合は、チョコケーキという概念を超えている。  一口ごとに、ドスン、と押し寄せる骨太なチョコレート感。ケーキと呼ぶにはあまりにもクリーミーな口当たりは、そのほとんどがチョコレート・テイストである。食べても、食べても、そこにはただひたすらに、濃厚なチョコレート。  食事の後のデザートで、なんて夢にも思わないほうがいい。夜中にチョコクッキーを一箱ベロリ喰い尽くすパンダソニックにあっても、これを1つ食べるのに、幾度か休みが入るほどである。ご飯か、このチョコケーキか。今そこに横たわる、大きな選択。あなたがもし、パンダソニックと同好のチョコ士であるならば、そして東京近郊に住んでいるならば、ぜひ一度お試しいただきたいチョコレート爆弾である。  これは別のブツ。クリスマス以外でも売ってるのかな? チョコレートの濃厚さに加え、非常に気分のいい違和感が味わえるケーキ。おそらく、カラメルを絡めてるのだろう。怒濤のチョコ甘さの中に、一抹のカラメル苦さが際立つ一口。あれ、なんだろうこれ、という違和感が、また次の一口を誘ってくれる。エンドレスに

後楽園からクリスマス

 ハッピー・ホリデイズ。日本では全くホリデイ(休日)ではなく、ただただ忙しい師走を迎えているわけですが。  東京メトロポリタンの遊園地、後楽園のクリスマス・イルミネーションは、こんな具合。  一方、後楽園遊園地のレギュラー陣も、負けちゃいらんねえと、精一杯イルミネってました。  ドームまでも。  こんなロマンチックな夜なのに、頭上では『 サンダー・ドルフィン 』からの悲鳴がギャー、死ぬーとか。 こんな感じ で。

バカにするやつと、バカになるやつ

 誰かが新しい活動を始め、もがき始めるたび、2種類の反応をする人種が現れる。怒りだしたり笑い飛ばしたりしてバカにするやつと、共にもがき始めてバカになるやつである。群馬県前橋市で『 Delight Bike Company 』というショップを営むハニュくんは、後者だ。  ライダー出身のハニュくんは、自分の描く理想を、コース作りという形を具現化している。前橋市のどこかにハニュくんがつくったデライト・トレイルは、日本では数少ない、マウンテンバイクでのビッグジャンプが楽しめるトレールである。彼が愛するマウンテンバイクで、彼のショップに来るプロではないお客さんも楽しめるよう、細心の気を払って、コース(ジャンプ)設計を行っている。  そんな彼が、さらに バカになろうともくろんでいる ようなので、遊びに行った。  ハニュくんは、いちど積んだら修正しにくい丸太を使う方式で、ジャンプを作る。これなら土を作る量は少なくて済むが、失敗の許されない作り方でもある。使うのは、この間やっと手に入れたチェーンソー、巻き尺、そして計算式。噂によるとハニュくんは、高精度なジャンプの計算式を持っているらしい。センスなのか数字の勝利なのか、たしかにかなり飛びやすい。  しかしおいしい昼食後、膨れた腹で飛んだら着地に失敗、派手に 無傷 を負った。無傷なので生活には全く支障はないがわりと痛い。笑いはともかく、くしゃみがいけない。また無傷がぶり返してのたうち回る。調子こくと、すぐこうなるから、やっぱり言霊は存在する。

ディスクブレーキは世界を変えた

ディスクブレーキが本当にいい理由とは、自転車から、ホイール径という呪縛を取り去ってくれたことである。 すでに述べているように、自転車の走行感というのは、その8割がホイールの直径とタイヤの太さで決まる。 地球上で最も転がりが良いとされ、地上最速の自転車であるロードバイクにも採用されている700cサイズのホイールは、やはりどんなフレームに付けても、それなりの転がりの良さを提供する。 一方、悪路を走るために開発された26インチ X 2.0ぐらいのタイヤは、岩場を走ってもパンクしにくく、コントロール性も上がる。しかし、その分舗装路での走行感やスピードは、700c直径のホイールには、どうあがいてもかなわない。 この辺は、自転車物理学者の方がきちんと述べてくれればいいのだが、どうにも『軽い』とか『重い』とか、そういう20世紀の考え方から抜け出せないままでいる。ゲイリー・フィッシャー氏が、29インチという1つの考え方を提示しているにもかかわらず、やっぱり自転車世間は重いとか軽いとか、そういうどうでもいい部分ばかりをほじくっている。 もうXXかと。XXかと。お前は本当に自転車で遊びたいのかと問いたい。問いつめたい。小一時間問いつめたい。吉野家はたまに喰うとウマい。 ディスクブレーキなら、24インチだろうが、700cだろうが、650Bだろうが、もう何でも付けられる。さらに、元となるフレーム+フォークがフルサスであれば、重心ポイントは、どのホイールであろうと、理想的な位置に納まる(前後サスバランスがしっかり取れていれば)。 ただ、優秀サスメーカーのFOXは、 FOX issues DIY warning  26インチ以外のホイールは、絶対に付けないでくれ、死ぬこともあります、と警告を発していることも、ゆめゆめお忘れなきよう。 24インチの減ジャイロ効果、700c+フルサスの『アーバン・モトクロス』性など、述べたいことはもう山ほどあるが、今の自転車業界の考えでは、理解できるまでに少なくとも5年はかかりそうだ。自転車での遊び方を何も知らない(あるいは恣意的に隠している)人の言うことを、世間が鵜呑みにしている限り、自転車はずっと、ツールドフランス・コスプレか、若ぶりたい大人のファッション道具としての地位を脱出することはできない。 ディスクブレーキは、明らかに、世界を変えた。それに気がついてい

あばらなら、無傷

  例の計画 の同僚である9ちゃん。先日、 秦野の伝説 が営むお店の走行会に同行させてもらったそうな。 「いやもうスゴいトレールをつないでもらってさ。感動した」と9ちゃん。カーボンフォークとクロモリハードテイルのマウンテンバイクで参加し、同行の方に『それで、大丈夫ですか?』と心配されるものの、山走り歴20年の実力の方が、機材の進化よりも上じゃい、と迷いなし。  もちろん、途中の激下りセクションにも、なんの迷いなく突っ込むが果たせるかな、フロントフォークが途中の岩に喰われ、転びはしなかったものの、胸の下付近をサドルで強打。グォっ、と一瞬叫ぶが、そこはベテラン。その後は何事もなかったかのように、むやみに笑顔を振りまく。最後の上り返し舗装路は、微笑みと脂汗とが同居する中、上りきった。 「たぶん、あばら、軽く折れてる」と9ちゃん。しかしマウンテンバイカーの常識として、あばら骨が折れた程度なら、無傷である。  病院行ってもレントゲン取られて「折れてるねー」と笑われる以外に、なにもなすべきことはない。あばら骨が折れたまま、世界選手権を走り、日本人最上位を獲得した選手もいたほどだ。笑いとくしゃみだけに気をつけていれば、忘れた頃には直ってる。しかもお土産に、オオタケ畑で取れた芋をたくさんもらったそうだから、むしろ得したとも言える。

誘拐犯人

Mr.パンダソニックがいなくなって、2週間が経った。 犯人は現場にもどるというのが、犯罪者会の定説。 まさか戻ってきてはしないかと、誘拐現場を再び訪れた。 ここだ。 パンダソニックさん。。。 失って初めてわかる、その大きさ。 愛の大切さに気付くのは、 こんなにも悲しいことだったのか。 ついでに、近くのむかし通った学校の学食で 部活の同窓会があったので、出席した。 かんぱーい。 二次会で、気がついた。 よく考えたら、あの現場で、誘拐なんてする 想像力のない人間は、 おれらの学校のやつに違いない。 だって当時のおれだったら、 もしかしたら、やってたかも。 て思うと、こいつら全員が誘拐犯人に見えてきた。 やっぱりこの国の教育は、いい感じに変えなくちゃなんねえ。

ホンバン、ホンバン

 Mr.パンダソニックはいなくなってしまったが、ペンネーム/パンダソニックは、ここんとこ、久々にホンバンのカキ物ばかりで忙しい。  テキストドリルこと日本語練習帖での練習時間が取れず、ホンバンばかりが続く日々。いま目の前にある原稿用紙(なんてものはないけど)のマスを埋めるため、ホンバンの日本語をカキ続けている。カイてもカイても、カクべきマスは次から次へとやってくる。  寝起きにホンバン、昼下がりにホンバン、夕飯後にはホンバンで、お休み前のホンバンだ。こんなにホンバンばかりで、果たしてカラダが持つのか、ちょっと不安である。  ということで、現在連休中の午前9時。やっぱりホンバン中であるが、ホンバンの合間に、ちょっと練習だ。相手のことを気にせず思いっきり練習帳のマスにカクのは、ホンバンの『お役に勃てました』的爽快感とは違った、何とも言えぬ開放感がある。

さよなら、Mr.パンダソニック

想像力のないやつがいる。 一時の感情に流され、 自分のエゴのためだけにしたことが、 どれだけ相手に深い傷を負わせるのかということを、 想像できない頭の持ち主が、この国にはいる。 自分が違うとは決して言えないが、 そういうことをしないよう 考えて考えて、生きている。 でも、考えないやつが、この国にはいる。 わりとたくさんいる。 気持ちよかったんだろう。 すっきりしたんだろう。 想像力のないやつは。 想像力がないからだ。 この国の、教育は、 根底から変わらなくてはならない。 想像力を失わせるような教育を これ以上、正しいと思わせてはならない。 世界一と言われる教育システムを持つ国、 フィンランドで出会ったMr.パンダソニック。 君がいなくなり オレは 確実にそこへ向かって、走り始めた。

富士見で乗った自転車

1000本ジャンプのときに、3台のバイクに乗った。 ちょっと乗れるようになると、「どれ乗っても同じだよね」とかいうオレみたいな輩がいるが、それはウソである。 もうぜんぜん違う。テクノロジーがすごい進んで、どんなシビアな乗り心地にでもできるようになってしまった自転車技術は、自転車をもの凄く細分化した。特にクロモリフレームとフルサスペンションという分野で。だから、いい悪いで言えば、今時どれを乗ってもいいのだが、そのいい感じの方向性には、かなり違いがある。オレはジャンプはうまくはないが、ものすごい好きである。 まずこれ。ウィスラー、富士見パノラマ、そして幕張ジャンプと、3大マウンテンバイクパークでそのオールラウンド性を証明された、 ジャイアント・レイン2 (リンクは2008レインX0)。パーツを変えに変えて完成車時代の面影すら残っていないが、重量は重くなった。どこでも楽しく遊べたが、日本のA-line、富士見のダートジャンプコースでは、すこし重たかった。ただコースがよくできていたため、タイミングさえ覚えてしまえば、いい感じで飛んで飛べないことはない。ちなみにこいつが一番おもしろかったのは、幕張ジャンプだった。 そこで、 つかちゃん が乗る軽いクロモリバイクを借りた。 マングース・リチュアル だ。変速機もなく、完成車から外すだけ外した、みたいな。ただフロントサスだけは、Kowaに変えてあったけど。こいつが調子いい。ウソだと思うかもしれないが、優しくやわらかい。ふわん、という感じではないが、するっという感じで乗れる。動きはゆっくり、ふところ深く。技とかそういうことではなく、いまそこにある地形を、気持ちよく乗るための、とか。こんなのが完成車で10万円しないで買えちゃうんだから、いい時代だ。クロモリの良さというのは、あるいはその素材ではなく、進化し尽くした技術の恩恵だと言えなくはないか。 しかしつかちゃんのにはフロントブレーキが付いておらず、ちょっと無茶もしてみたかったので、 BGH 店長、ありパノ2008オーガナイザー、金子真吾くんの<トランジット・パーク&トレイル>を、レンタルバイクを洗う手伝いをするというバイトの押し売りをし、まんまと借りた。こいつがまた調子いい。速いのだ。とにかく速い。軽くプッシュすると、スンと前に出る。ジャンプのリップを出る時に足首のスナップを利かせれば

サイクルモード2008 パンダソニック式レポート

 バラしてしまうと、パンダソニックは、 リンプロジェクト のプロジェクト員である。自転車メーカーXXxXジャパンのKくんはこれを聞いて「つまり工作員ですね」とその役割をズバリ言い当てたが、その実そうじゃない。パンダソニックが行うのは『工作』では決してなく、『サイクルスポーツ』誌・前編集長氏の言葉を借りれば、それはさすがに言い過ぎだが『伝導』である。  そのため、21世紀のサイクルショーである『サイクルモード』では、リンプロジェクトの客寄せパンダとしての役割を担った。新作商品とか納期とか聞かれてもよくわかんない頼りないパンダだったが、しかしこれらが旅にどう調子いいかというのだけは、 実体験 をもとに、みなさまにお伝えしたつもりである。客寄せ時の写真はない。仮にあってもみなさんの心の中だけにしまっておいてほしい。 問: リンプロジェクト  客寄せパンダを勘弁してもらい、普通のパンダソニックに戻ったパンダソニックは残された最終日の1時間を使い、ブースを巡る。そこで発見した、パンダソニック視点のサイクルモード2008レポートをお伝えしよう。 色がかわいかった、 Fredrik Packers のバッグ。 タイヤにも模様。問:聞くの忘れた。 木のグリップ。盲点でした。問: ダイアコンペ サドルバッグに入る空気入れ。10気圧ぐらいだったらわりと汗をかかずに入るそう。緊急用として、サドルバッグにお一ついかが? 問: ダイアコンペ Chub(チャブ)という名前のハブ(Hub)。『Chub』とは、『太め』という意味の言葉だが。 太めと呼ぶにはあんまりの太さである。しかしハブの回り自体は非常に良くてこれまたびっくり。問:(たしか) 東京サンエス 。間違ってたらごめんなさい。 ワゴンBMX。ワゴンバイクは、 ターザンにも書いた が交通社会の未来を作る役者の一人だ。しかもBMXステーションワゴンである。トレール巡りといった、飛びに行く旅に具合よし。<Xtracycle>(エキストラサイクル)のワゴンアタッチメント。問: モトクロスインターナショナル <Xtracycle>の逸品もう1つ。 《B3 Blender》。朝、家を出るときにフレッシュフルーツをミキサーにぶちこんでおくと、リアタイヤに付くダイナモが回り、ミキサー内のブレードをぶん回して、仕事場に着く頃には、フレッシュ・フルーツジュー