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2013年マウンテンバイク全日本選手権ダウンヒル

 2013年マウンテンバイク全日本ダウンヒル、レースシーンは全然好きじゃないのに見に行ってきた。ここんとこ、まれに見る斬新なレースだったからだ。理由がいくつかある。 1)富士見じゃない。  ここんところもう数年、全日本と言えば富士見だった。大人の事情はいろいろあったんだろうが、まあおそらく運営側の怠慢だ。これにつきる。 2)コースオープンが限られていた この初めての特設コースというのがよかった。基本的にみんなイコールコンディション、90年代の世界戦やワールドカップなどと一緒、ローカルが強いレースではなく、誰も走ったことのない、その場本番の公平なコースだ。  しかも、試走できるコースオープンの時間が極端に限られていた。本気なライダーじゃなきゃ走り込めないという姿勢もよかった。 3)ジャンプが多いコースだった  試走の前にコースはネットで公開された。カメラを付けて走った映像が公式ウェブに上がったのだ。これを見るとだ、かなりジャンプやドロップオフなど、重力フロウが活かされたコースで、なにこれ気持ち良さそうじゃん、と思わせたのが勝利のカギだった。うむ、これは見に行かなきゃ、と思った。

魅惑の『台北ショー・2013』レポート

いまや、世界自転車制作の中枢となった台湾。 ここで行われている、自転車展示会、通称『台北ショー』に訪れました。 台北ショーは、いわば完全なビジネスショー。世界各国の自転車ブランドや卸業の方々が、来期や来来期に完成車に取り付けるパーツを探したり、販売に関するミーティングを行うための舞台のよう。なので、いわゆる『目新しい』ものというのはあんまり見当たりません。 なんですが、大手ブランドの完成車に採用されるための細かなパーツ、果てはフレームそのものまで、ビッグビジネスを夢見る台湾のスモールビジネスが、数多く並ぶショーのようなのです。自社の技術力を見せるための、大事な機会なのでありましょう。 自転車には、特に詳しいわけでもなく、ただ楽しく乗るだけしかできないボクが、わけもわからず見倒した、製品群をご紹介してみます。

自転車における国の話ーーユーロスターについて

「これはイギリス?」 「ちがうよ、フランス」 「フランスはかっこいいの? ボナペティ!みたいな?」 「そうね、かっこいいね。繊細だね。ボナペティは、わかんないけど」 「ゴツいのはドイツ?」 「ドイツなんかないよ。それはアメリカ。 アメリカらしく『フール・プルーフ』。 直訳すると『バカ防止』。誰がやっても間違いない」

『相模湖プレジャーフォレスト MTBコース』へ輪行しなくてはいけなくなったあなたへ。

仮に、あなたが。 最近、関東近郊のマウンテンバイクコースなのに、ものすごく上品で気分の良いフロウをメイクしている、『相模湖プレジャーフォレスト』のMTBコースへ、お気に入りの一台と一緒に輪行していかなくてはならなくなったとする。 そんなとき、タイムラインはどうなるのか、あなたは何時に家を出ると、ここに何時にいられるのか。この間の日曜日に実際試してみた、時間的なフロウをお伝えしよう。

世界一かっこいいショーンのMTB(Team TIOGAに告ぐ)World's greatest Shawn's Mountainbike

昨日に引き続き、本日は、中村監督のチーム《レーシング・フィーバー》タイトルスポンサー、ショーンに新年のご挨拶に詣でてきた。 ショーンは、タイオガの総帥である。90年代を駆け抜けたダートフリークたちがほぼお世話になっている、チーム・タイオガのビッグボスだ。 ショーンの寵愛を受けた、大先輩トシに始まる、ケンジ、ヨーゾー、ツカ、タケシ、タケトシ、コーイチ、ヒロコ、オレ、ヤナギ他チーム・タイオガの連中は、一人の例外もなく、ショーンの一言があればできる限り集まる。だってショーンはオレたちのためにイタリア・マルベンサ空港でやたらと犬になつかれたり、アポロビルではオレたちにダンスチケットと称したドル札をたんまりと握らせてくれたからだ。 「悪いとこ以外はいたって問題ない」というから、ショーンはいつもどおりに元気だ。これは世界一かっこいい、ショーンの本気マシンだ。後ほど詳しくお伝えする。

自転車ウェア(カジュアル編)の13SS展示会に行ってきた。

友人たちがこぞって春夏ものの展示会をしているので、訪ねてみた。 年末から今年に入ってからと言うもの、乗る寝る喰う仕事しかできておらず、新年の挨拶もかねて、2月だが。 まず、ナリフリに行った。 http://narifuri.com/ ここの英語や言葉のお手伝いをしており、せっかくなのでボクのビジネス着のスポンサーになってくれないかと、遊びに行くたびにお願いしているのだが、その度に、『ファミリーセールん時は、呼ぶから』と小林くんに諭される。 春夏ものの展示会なので、当たり前っちゃあ当たり前なのだが、オレがオレンジのダウンの上にオレンジのジャケットを着るぐらいのこの寒い日に、半袖+ビルケンシュトック サンダル履きの常夏気分でお客さんを迎える、小林くんのマジメさには、ほんと頭が下がる。 黄色のヘルムズは、小林くんがディレクター特権で、無理言ってペイントしてもらった純正ブートレグ・カラー。「売ってるの?」と聞いたら、「見せモンです」と。 どんどんかわいくなっていく。これが高い機能性のある自転車ウェアだ、ってんだから、東京という街の生み出す自転車文化は、とにかく世界の3歩先を行っている。世界各国の自転車事情を見てきたオレは知っている。

両手で楽器を弾きながら、峠を下ってくる自転車の動画を知りませんか?

両手で楽器を弾きながら、峠を下ってくる自転車の動画を知りませんか? ボクは、知っています。 『Belle Epoch』(ベルエポック)と言います。 それを見たのは、2009年のBFFことバイシクル・フィルム・フェスティバル。 当時は、トラックバイクのブームが花盛り。フリーが付いてる自由な自転車なんて恥ずかしくてしょうがなかったんですが、それでもいつものモンキー98で会場に向かったのでした。 そのときに、ショートプログラムの一つとして流れていたのが、この、3分ほどの動画、『ベルエポック』。 このときのフェスティバルのことを、ボクは2本のムービーに託してリンプロジェクトのブログに書いたんですが、 http://rinprojectnews.blogspot.jp/2009/11/blog-post_24.html いちばん書きたかったのは、このベルエポックについて、だったのです。 ものすごい、衝撃でした。 当時のボクは。ものすごく楽器を弾きたくてしょうがないおっさんで、ギター、ベースギター、カリンバ、ハーモニカ、ザフーン、ピアニカ、アコーディオン、いろんな楽器を手当たり次第にやってみたのですが、結局どれもものにならず。 そんなときに見たのが、彼、別名『不可能を可能にするサイクリスト』 ジュリアーノ・カローレ さんのショートフィルムでした。 とにかく、衝撃でした。あっけにとられて、見てました。 「手放しどころか、ノーブレーキで峠を下ってるじゃん。。。」 まあ、よく見ると、足で後輪をこすって、ブレーキかけてるんですけどね。 「おれがやりたい自転車は、これだ!」と気がつき、その後、自転車旅行時には必ず楽器を持っていくクセが付きました。 で、このベルエポック、今どきYouTubeにあがっているかと思いきや、 てことになっており、もう見れない。 だれか、ああたれか、この衝撃的なムービーを、もう一度、ボクに見るチャンスを与えてくれませんか? あ、そうか。次のバイシクル・フィルム・フェスティバルで、リバイバル上映するかもしれないんだな。期待しよう。

ワイヤーロックの運びかた

自転車に乗る時、カギって持つよね。 ダブルループ(先っぽが丸くループになっているタイプ)のものが 前後輪をくくれて、すごく便利なんだけど、持つときって、 みんなどこに付けてる? オレはいつもハンドルバー・ぐるぐる巻きの刑に処すことが多いんだけど、 これさ、美しくないじゃん? 縁石ジャンプすると、ズレたりして、 気持ち悪い。 で、最近見かけた、オシャレなワイヤーロックの運び方。 あまりにも洒落てたんで、ナンパして、写真撮らせてもらいました。 こうやるの。   まず、サドルレールに通して、先をループに通して、 トップチューブの根元に回して、さっきのループにもう一度通す、 を繰り返して、いい感じの長さに調整するの。 この辺は、それぞれのサドル高とワイヤーロックの長さに合わせて、 なんとなく、調整して、最後は、カラビナ状のロック部を、 いい感じのところに、引っ掛ける。 おれも、やってみたよ。 シートポストの出る量が少ないから、あれだけど、悪くないね。 実際走ってみると、たまに太ももの内側に触ったりもするけど、 そんなにジャマな感じはしない。 シートポストぐるぐる巻きにするより、ずっとスマートで かなり、安定してる。 なにせ、色が合ってる。

(オレの正しい)タイヤの付け方

さて、前回はパンクしたチューブの直し方をお伝えしたが、今日は、その直したチューブをタイヤに再び入れる正しい方法をお伝えしよう。 正しい、というのは、オレにとって正しい、ということだ。他の人にとって正しいかどうかは別にオレは知らん。 さらに、正しいこと、とは、ついめんどくさくて、できないことでもある。つまり、なかなかできないけど、できればいつもやりたいタイヤの付け方、ということだ。いつでもやろうぜオレ。 ではまずコイツを用意しよう。『パナレーサー・タイヤパウダー』。 タイヤとチューブの間にまぶし、滑りを良くして、互いにくっ付きにくくする、にくいやつである。 これまではJ&Jのベビーパウダーを使っていたが、これからは、このタイヤメーカーの純正ベビーパウダー、もとい、タイヤパウダーを、正しいタイヤ装着に、正しく使っていきたい。 これが、タイヤパウダーを製品化してぼろ儲けしているに違いない、パナレーサーのタイヤ・マエストロ、みやじさんである。タイヤに正しいことを日々具現化している偉い人なのだが、その正しさがいつもスキマすぎて大ブレークしないのがクヤシイばかりだ。 ちなみにタイヤには正しいのだが、スポーツドリンクと称して、スポーツ観戦用ドリンクをボトルに入れてクイッとやって鼻を赤くしている姿は、まあそんなに正しいとは言えない。 ではまず、タイヤパウダーの正しい使い方を。付属のスポンジにタイヤパウダーをまぶし、タイヤの内側にまんべんなくパウダーを撫で付ける。 その辺が汚れがちなので、寒いとか暑いとか、カににさされるとか寂しいとかあるが、外でやろう。かににさされると血が出るぜ。 お次ぎはコイツだ。ビードワックス。これをダイヤのビード(内側のフチね)が、リムに入りやすく、外すときに外しやすくなるという、大変便利なものだ。 これもたいてい付属しているスポンジを使って、ビード部に薄く塗り付ける。欲張って多く塗ると気持ち悪いので、適度な量でカンベンしてやれ。 でもって、ホイールのリムを、全てタイヤの間に入れる。 このとき、タイヤブランドのかっこいいロゴとバルブ穴を合わせておく。雑誌などで撮影するときのマストセッティングだが、見た

(あまり正しくない)パンクの直し方

しまった、パンクだ! パンクは忘れた頃にやってくる。 予備チューブにさっさと替えてしまうのが一番だが、 本日2度目のパンクの場合はどうする? 人としての最低限の装備であるパッチキットぐらい、 筆箱の中に入っているだろう。オレのはいつでも入っている。 それは、自分のパンクを直すためではなく、 他人のパンクを直すためだ。 人間として生まれたからには、一度は他人に感謝されたいもの。 その、最も手軽で有効な手段が、パンク修理である。 このパッチキットの使い方ぐらいは、今、この自転車時代を生きる一人として 覚えておきたいものである。 「お嬢さん、パンクですか? 私が直してあげましょう」 パンクを直せれば、恋が芽生えるかもしれない。 一方で、女性陣は、お目当ての男性の前で スムーズにパンクする技術を覚えておいた方がいいだろう。 それについては、また別の機会にお伝えする。 (協力:BETONES  www.betones.jp ) 【必要なもの】 ・パンクしたチューブ ・パッチ ・ヤスリ ・空気入れ まず、パンク修理キットを用意する。 最近のパッチは、ノリがもともと付いているものがあるので、 買うときにはそれを選ぶ。 昔ながらの自転車野郎は、「糊付きパッチは信用ならない」 「そんなもの使っても意味がない」とか言うヤツもいるが、 そんな旧時代の『漢』は無視してよい。 最近は、薄型のかっこいい修理キットもあるので、 これを、筆箱の中にいつでも潜ませておくと良い。 ちなみに、オレの筆箱の中はこんな感じだ。 パンク穴を見つける。たいてい蛇が噛んだように2つの穴があいている。 「ほら、スネークバイトだ」と、言う必要もないのに無駄に言うと通っぽい。 パンク穴周囲を、パッチの張り付きが良くなるよう、ヤスリで軽く削る。 軽く表面を荒らす程度でいい。最近のヤスリは、紙ヤスリじゃなくて、 アルミ製の板ヤスリになっているので、かっこいい。 パッチの大きさより少し大きめにヤスる。毛羽立った削りカスは 息をふうっと吹きかけて飛ばす。指の脂をつけないた