『ラファ』というイギリスの
高級サイクルウェアブランドがあって、
最近では、そのシンプルなデザインと、
ブランドイメージのすばらしさにより、
じわじわと人気が上がっている。
自転車方面だけでなく、
イギリスのアパレル関係の人々からも
「かっこいいよ」と勧められたこのブランドは
一人の編集者を雇っている。
ラファは、その彼が編集する
『ルーラー』というロードバイクの雑誌を
(不?)定期的に発行している。
日本ではあまり出回っていないが、この『ルーラー』は、
クラシックなロードバイクの
レースシーンに関する記事を中心に、
ブランドロゴを撮るのではなく、
写真を撮った人が、その場その瞬間に感じた感動や心の震えを
伝えんがために撮ってしまったのであろう写真で構成される。
写真から伝わる心の波動は、時を越え誌面をまたぎ、
ロードレースにあまり興味のないボクですら、
存分に魅了する。
なんていうか、人間のするスポーツというスタンスでの
魅力を浮き彫りにするというか
そんな編集作業、誌面構成が行われている。
機会があれば、和訳してみたい雑誌である。
その『ルーラー』、というかラファがカレンダーを作っている。
ひょんなことから手に入ったこのカレンダーは、
ロードレースのシズリングな1シーンを
切り取った写真を並べており、例えば
ツォーの玄関に飾っておくのにぴったりである。
いまその4月のページは、こんなことになっている。