急を要する忙しい仕事は、基本的に受けないパンダソニックだが、それでもそれなりに仕事が来る。そう言ったそばから明日までに書かなくてはいけないものがあり、それを書いていたらビデオグラファー/アレックス・ランキンのことを思い出し、ここに書いてやることにした。
いまではMTBビデオ『Earthed』シリーズのクリエーターとして知られるアレックスとは、その前身である『Sprung』時代からの付き合いだ。付き合いだと言っても、今は亡き、とあるカルチャー雑誌で彼の特集を書いたぐらいの、いい加減な付き合いなもので、メイルとか電話とか用件を軽く交わすぐらいの、まあ顔見知りぐらいの程度であるが。
これまた互いにいい加減な人格なもので、彼には相当迷惑かけたし、かけらたりもしたが、彼の作るビデオシリーズは愛している。ライディングがどうとかそういうことより、合間に挟む昔の映画クリップとかグラフィックとか、そういうものを愛している。そういうの、どうやって版権取ってる? と昔に聞いたら「そんなもんダマテンだよ」と当時答えたのを覚えている。
一番愛しているのは、彼がビデオに使う音楽である。EarthedしかりSprungしかり、これは音楽ビデオだと思っているのだが、特に決めシーンで使う音楽は、トリッピーでビヨビヨで、そのうえ音に映像が合っている、と来たもんだ。こいつはいつ見てもうれしい。
最近出たEarthed 5のティーザーを、さっきやっと見たのだが(ビデオ送るから住所教えて、と言ったっきり、教えたところで例によってナシノツブテである)、このビデオの音楽もすごいね(リンク張るのめんどくさいんで、どっかで調べりゃ出てくるし)。こういう音楽がやりたい。はやくベースうまくならないかな。そんだけの話。さて、見出し8本書こうっと。書いたら寝よう。明日は書いた分の撮影だ。雑誌作り的に言うと順序逆じゃん。全部終わったらEarthed 5を買おう。しかしどこの宣伝文句も、適当なコピーアンドペーストなのが腹立つなあ。あれ日本語じゃないし。3X4Xって普通にのせる『MTBプロショップ』の神経を疑う。