「ニッポン男児、骨折一番。男、山陰、坂に咲く」
の前掛けでおなじみ、わりとマッチョ系ライダーであるヤマカゲくんから
昨日、完璧整備済みの
マッチョなライディングを是良哉とするヤマカゲくんなので、
マッチョなマシンかと思いきや、またがってビックリしたのは、
かなり小回りの効く、監督向けのマシンであったことだ。
フロントサスが、ダブルクラウンではないのは将来の常識として、
その結果、まず、軽い。見た目のイメージより全然軽い。
しかも、走る。よく走る。ダウンヒルバイクなんか見たことも
触ったこともない山田浩氏60歳手前が乗ってみて、
「すごいねえ。重いけど、走るねえ」と感激していたのもよくわかる。
そのうえ、ちょっとしたきっかけで、よく飛びあがる。
たぶん、これが直押しリアサスのいいところなんだろうなって思う。
高性能リンケージサスの、路面ギャップをシルキーにいなす感じではなく、
むしろグウウゥゥゥとためて、ボインっって解放すると、
パコーンて飛び上がるところが、楽しい。
九島ブロス、ネイザン・レニー、昔で言えばグレッグ・ミナー他、
直押し系ダウンヒルバイクで、フワーンて自由に飛ぶ
彼らは、この直押しの良さを、存分に使ってたんだなって思った。
ごめん、直押し、俺がバカだった。人も機材も年々進化するのね。
乗らずに思い込むとこうなるね。
さらに、ペダルの上に立つと、ボクの体重が、
スルンとが車体の中心あたりに素直に入る。
たぶんそのため、車体を振り回す、ではなく、
カラダの動きに素直に付いてくる、みたいな。
「それが設計の妙、ってことなんだと思うよ」とは猿父・のり王。
唯一のあれは、あれだ。
平和こそを愛し、戦いにはひたすらビビる監督には似つかわしくない、
この戦闘機イメージ。ダウンチューブ下に書かれた文言は、
監督には、とてもとても口にできない。
しかし、この日の丸は、ヤマカゲくんが
「ものすごい頭使って組んだんですよ」と自慢してしかるべき組み上がりだ。
さらに、この日の丸は、ヤマカゲくんの愛の結晶を背負っている。
監督はバカなので、自転車に込められた人の想いというのを、
勝手に感じて身もだえるのが得意だ。
「乗らずに、寝かせておくよりも、乗ってあげた方が、喜ぶしね」
お、お、おらは、おらはやるド! このトップチューブに
星を、白い星を、3つは付けて、ピカピカにしてお返しするド!
という気持ちが盛り上がってきたところで、全日本選手権の公式ページを見たら
全参加者のリストが載っている! http://www.besports.co.jp/entry_national.pdf
やべえ、超盛り上がる! 監督はマスターズこと監督クラスに出場なので、
あの人とかあの人とかあの人とかと勝負なのかと思うと、
ちと身震いするが、ヤマカゲくん、オラは負けねえ!
チーム;ヤマカゲ/レーシングフィーバー、
男パンダソニック、坂に咲く!ド!
これはイギリス軍のスピットファイアなんだってさ。