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パンダの皮を被ったパンク

さてヌルことパンダソニックが15年ほど前、日本唯一の世界マウンテンバイク情報源であったことは、揺るぎなく消え去った事実だが、このたび、パーさんことショーン・パーマー先生40才が復活することもあってか、なんか自転車専門誌『サイクルスポーツ』から、マウンテンバイク・レース取材の依頼が来た。

 マウンテンバイク本気レースの取材なんて、たぶん10年ぶりぐらいである。カアチャンなんか『レース取材なんかするんだー』と笑っていたが、なに言ってんだ、その昔読み応えのあるマウンテンバイク・レース記事と言えば、オレが書いたものと相場が決まっていたんだぞ。昔のことばかり自慢し出すのも、おっさんへの階段上るシンデレラの特長である。

 という打ち合わせのために、この雑誌の編集部に行ったら、こんなものに乗った人が、玄関口に現れた。



 すげーぜ! これが公道を走っている姿を想像してほしい。これは、パンダの皮を被ったパンクである。カワイイという隠れ蓑をまとったアナーキズムである。

パンダを(勝手に)名乗る
パンダ一族の一匹パンダ、
パンダパンクおじさんの愛車、
『パンダホー』。



。。。「パンダ」と「ホンダ」をかけている、ということを表現しているグラフィティだとは思うのだが、まあそこは「パンダホー」と勝手に呼びたい。発音は「Wonderful! ワンダホー!」と同じだ。

材料:オートバイ1台。ドラム缶1本。犬1匹。



パンダパンクおじさん、たぶん、子どもにはものすごくイイおじさんだ。ただ、わかってない大人には、ものすごく厳しい人なんではないかと思う。パンダ一族というのは、そういうこと。

今週末にある、マウンテンバイク全日本選手権は、富士見パノラマスキー場で行われる。どうやらまた、金曜17日〜月曜20日までの、ヒッピー生活になりそうである。楽しみになってきた。マウンテンバイク旧友のみんな、よろしくね。そういえば、富士見駅前のパンダ一族、パンダコックさんの料理も、なんとしても食べなくてはならない。

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