2001年の大規模テロの前だったか後だったか、空港でのセキュリティが突如、厳しくなったことがありました。今ほどの厳重さではなかったですが、搭乗検査での金属探知機の感度が劇的に上がったのを覚えています。
「ビコーン」と例の金属探知機がなります。係のお姉さんがボクのカラダの隅々まで、虫眼鏡の親方のような手持ち金属探知機で捜査します。「ミミミミミ」と大げさに鳴るのは、股間の辺り。なるほど、ベルトの金属バックルに反応しているようです。
係のかわいいお姉さんが、そのミミミとなってる周辺を指差しながら
「こちらの中身、拝見してもよろしいですか?」
と聞きます。
「いいですけど、ここでですか?」
と問い返します。
お姉さん、真っ赤な顔して「いえ、いいです、いいです」と恥ずかしそうに対応してくれました。古き良き時代の話です。あのお姉さんも今ごろは、もっと図太い対応をしていることでしょう。ズボン程度なら、その場で降ろさせているかもしれません。あるいはパンツすら?
という話を、さっき、成田空港の金属探知機をくぐって思い出しました。これからミネアポリスです。決して田舎ではないですが、意外にみんな知らない都市です。ノースウェスト航空の本拠地でもあります。あとみんな友達サーリーの本拠地でもあります。
写真は、空港内のお茶漬けレストランで食べたお茶漬け。こんな郷愁をそそる食べ物が成田にあったら、これから3ヶ月のツアーに出る身としては(うち二泊だけは日本でできる)食べないわけにはいかない。