スキップしてメイン コンテンツに移動

辻くんのNHK番組

『最初は本数を走らずにカラダを慣らしていかないと、筋肉がびっくりしますよ』と、辻 義人くんに言われた通り、軽い腰痛が今日も続く。神経ではなく突然筋肉を使ったせいだとわかっているので、とくに心配もない。腰まわりの筋肉をほぐしながら、今日は一日マウンテンバイク休養日。


なにせウィスラーの食材は観光地価格で高すぎるので、隣町スコーミッシュまで買い出しに行くことにした。調べると、1時間でスコーミッシュに行く『コミューターバス』があった。片道5ドル。タイム・スケジュールはここ。このバスに揺られていくことにした。

バスは揺れる。そしてぶっ飛バス。ぶっ飛ばされること1時間。スコーミッシュのダウンタウンに付く。ダウンタウンとは言っても、歩いてしまえば15分ほどの大通りの両側に店が並んでいるぐらい。小さな町だが、石切り場でもあるので、かなりいい岩でいい磁場に違いなく、実際いい感じだ。そういえば、ファーストネーション(原住していた人々)が集った場所でもあるようだ。スコーミッシュとは、『強い風』を意味する言葉。今日もやっぱり山の谷間を抜ける風が吹いていた。



一人5ドルを使って来た隣町は、ウィスラーのスーパーよりもやっぱり軒並み1割程度安い。うれしいので、とくにお安い肉を2キロばかり購入。ちなみに安い方のひき肉の価格は1kg5カナダドル=550円ばかし。これで当分食いつなげる。

夜はモンキー小猿ShowとHeroのステイ先に集まり、先述の辻くんが、先日NHK BS1 に取材されたときの番組のプレミア上映会。辻くん本人も見るのは初めてである。さすがNHK、世間一般のお茶の間に一番効果的な形で事実を伝えており、辻くんによる、その事実の裏に潜んだ真実の話も含めて大盛り上がりの会となった。最後は『次の(トゥーニー)レースに向け、練習を再開した』ビール缶片手に、今そこに寝転がってる辻くんへ、拍手喝采。

番組中、一番盛り上がったのは、マウンテンバイクの競技紹介のパート。ダウンヒル、フリーライド、そしてクロスカントリーと紹介されているのだが、このクロスカントリーの紹介イメージとして、あの『伝説のクロスカントリー・レーサー』スティーブ・ピートの走りが写される。すげえ! テープ早回し! てぐらい、凄まじく速いスティーブ・ピートの「クロスカントリーでの走り」に、我々はもう腹をかかえて転げ回るばかり。

できればこのパート、誰かユーチューブあたりに流しておいてくれないかな。できればまた見たいし、ネタを明かせば、ダウンヒル競技のスーパーヒーローであるスティーブ・ピートに、日本のBBCであるNHKで、君の走りが紹介されたよと伝えてやりたい。彼も腹をかかえて転げ回るほど喜ぶに違いない。スティーブは、そんなナイスガイである。また会いたい。

このブログの人気の投稿

和訳『ステムの長さは、どのように自転車のステアリングとハンドリングに影響するのだろう?』

『ステムの長さは、どのように自転車のステアリングとハンドリングに影響するのだろう?』 という記事があった。これだ。 "How does stem length affect a bike’s steering and handling?" by Matt Wikstrom http://cyclingtips.com/2015/03/how-does-stem-length-affect-a-bikes-steering-and-handling/ 2015年3月30日に公開されたこの記事には、以下のようなことが書かれていました。ご参考までに。

すべての庭にパンプトラックを (翻訳)

  (この文章は、米国の雑誌『マウンテンバイク アクション』2010年8月号の記事を、原文にほぼ忠実に、日本語に訳したものである。「すべての庭に、パンプトラックを」その想いを、英語が読めず日本語が読める方々にも伝えたく、広めたく、翻訳を行い、公開している) 『すべての庭にパンプトラックを 』 ●土の山は、プールよりすばらしくなるのか? 間違ったスタートと、グズグズと何年も無駄な時間を過ごした後、MBAのパンプトラックは、ついに完成した。世界チャンピオンの専門技術と寛大さ、2400ドルの現金、18 X 18 mのバックヤード、そして合計40時間の手作業により、土の山は、乗りやすく永続的なパンプトラックとして生まれ変わった。このMBAパンプトラック誕生秘話は、あなたにもパンプトラックが必要かを判断するためと(もちろん必要だ)、それを作るために必要になることだろう。 【基本】----------------  パンプトラックとは、ペダルをこぐことなく周回できるダートトラックのことだ。ライダーは、ローラー(こぶ)とバーム(丸く角度の付いたコーナーの壁)を使って、「パンプ」してペダルをこがずに加速することができる。  このコブを乗り越えるときに、自転車を引き、そして押すことで、スピードを得る。コブにさしかかったときにハンドルを引き、コブを越えるときに、ペダルを押す。ダンスのようなものだ。全ては腰の動き次第である。  バームには、低い姿勢で進入する。そして遠心力が体をバームに向かって押し付けようとするときに、その力を脚で押し返し、加速するという物理学である。強い力(と適切なタイミング)で押すことにより、さらに加速することができる。コーナーの出口ではその加速をさらに増すため、できるかぎり強く押すことになるわけだ。 【物語】----------------  マルゾッキがカリフォルニア・バレンシアに作った秘密のパンプトラックで乗り、そしてオハイオ・クリーブランドにある《レイズ・インドア・マウンテンバイク パーク》で時間を過ごした後、我々はパンプトラックに完全にハマった。我々はリー・マコーマックが書いた『ウェルカム・トゥ・パンプトラック』の本をつかみ、簡単な三角形のトラックの設計図を地面に描いた。土を運び入れることなく、土を掘り起こし...

東京近郊/マウンテンバイクが走れる場所は?

先日、山で遊んでいる最中に、こんなメイルが、来た。 同志マウンテンバイカーからの、切実な、訴えである。 同じような悩みを持つ方々にも参考になるかと思い、 転載する。 --------------------- On 2011/04/10, at 10:48, XXXXXX wrote: 中村様 はじめまして、私4月から社会人となり 東京に越してまいりましたXXXXXと申します。 今回メールさせて頂いたのは、  ご一緒にライディングさせて頂きたいからです。 当方、越してきたばかりで東京近郊のトレイルや ライディングスポット等が全くわかりません。 ショップさんにもまだ出入りしていないためツテがありません。 Twitterなどで中村様が色々な場所で乗っておられるのを知り、 ぜひご一緒させて頂きたいと思っていました。 もし4/23以降の週末に乗る予定がありましたら、 またご迷惑でなければご一緒させて頂けませんか? バイクはFOSEのプレデターで下りよりのセッティングです。 登りは正直あまり得意ではありません…。 自動車はありませんが、輪行バッグは持っています。 ご検討よろしくお願い致します。 -------------------------------- ということで、以下のメイルを返した。 ---------------------------------- こんにちわ。中村です。メイルありがとうございます。 まずは、東京にいらっしゃいませ。 東京は、マウンテンバイクに乗れる場所が、 なかなかに少ない地方ではあります。 ただその分、走れる場所は、ライダーのマナー/コースの出来なども含め、 なかなかに上質なものではないかと、自負しております。 これから、XXXXXさんが、少しずつ、 ご自分の走れるルートを開拓してゆくためには、まず 走れる場所に行き、 コースを紹介してもらえる方々と交流を深め、広げ、 走れるコースの情報や、その機会を 増やしていくのが一番なのではと考えています。 まずは、私が先日、製作に携わった、 自転車専門誌『サイクルスポーツ』2011年3月号に ついていた付録の冊子、『2011年 MTBコースガイド』を ご...