一週間ほどしかウィスラーに滞在しないマウンテンバイク旅人であれば話は別だが、もう少し長くいるのであれば、Worca=ウィスラー・オフロード・サイクリング協会のメンバーになっておきたいものである。平たく言えば『ウィスラー・マウンテンバイク協会』。2008年シーズンの加入費は40ドル。決して高くない。
以下、理由ズ。
その1) ウィスラー・バイクパークのシーズンパスが、50ドルも割引になる。
ちくしょう、ボクはこれを知らなかったばっかりに、Worcaのメンバーになる前に、471ドルの正規価格でシーズンパスを買っちまった。40ドル出すだけで50ドルも割引だなんてウカツであった。ソコツであった。損した気分、というより実際に損している。
その2) トゥーニーライドに2ドル(トゥーニー)で出れる。
先にお伝えした、毎週木曜日のトゥーニーライドはWorcaのメンバーシップがないと、出場できない。トゥーニーライドのよいところは、ウィスラーの地元トレールを迷わず走れること。友達を作れること。そして参加者の持ち物、乗り物を見れば、ウィスラーにおけるマウンテンバイク的標準、すなわち北米のメジャーブランドが基準とするマウンテンバイク界のグローバル・スタンダードがわかること。マウンテンバイクを乗りにウィスラーに来ているのなら、一度は参加したいイベントだ。
その3) トゥーニーライドの後は飲み放題食べ放題。
トゥーニーライドを走り終わった後には、地元スポンサーによるビール飲み放題&フード食べ放題。早い者勝ち(First come, first serve basis)だが、充分にある。腹一杯。
その4) 保険に入ってもらえる。
ハードなトレールで知られるウィスラー。怪我したらどうする? こっちの病院は、基本的に自腹払い。なので、保険に入ってなかったら、かなりの痛手となる。まあ、海外旅行される方なら、海外旅行保険や、クレジットカードの保険などの準備はしているだろうが、Worcaに加入すれば、自転車に乗っていて怪我した場合の治療費も、保険からカバーしてもらえる。ちなみに加入費40ドルのうち、23ドル程度は保険費用であるそうな。
その5) トレールをメンテしてもらえる(あるいはできる)。
保険費用以外の加入費は、ウィスラー周辺のトレールメンテナンス費用として使われる。例えばメンテナンスのための道具購入費用とか、メンテナンスあとにボランティアした人に振る舞われるビールとかサンドイッチ費とか。先日はごちそうさまでした。ボランティアすると、Worcaのウェブページに名前を載せてもらえる。こんなふうに。2008年度版には、パンダソニックの名前も載せてもらえた。ちとうれしい。