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クランクワークス雑観ダラ書き

 クランクワークスが終わるのを待っていたかのような、雨、雨。土ホコリにまみれた週末が懐かしい。

 では、本筋にあまり関係ないクランクワークスの模様を、雑に。

 メイン会場内には、アルコールは持ち込み禁止だ。カバンの中、ボトルの中、全部チェックされる。飲むならエナジードリンク、が21世紀の当たり前。か?


 だが注目は、このチェックお姉ちゃんの刺繍、もといタトゥ。数年前の『RELAX』誌(現在残念ながら休刊中)に「そろそろ世界の漢字タトゥに、赤字を入れまくる時が来たか」と書いたことあった。あれはお気に入りの街、ドイツ・ベルリンで行われたテクノの祭典『ラブ・パレード』でのことだったが、あれから数年、本当にその旅にでるべき時が来たのか。そして、それは本当にオレの役目なのか???


 このお姉ちゃんはまだいい。刻まれたレタリングも、決して間違ってはいない。しかしそこらを見渡せば、漢字の国の人としては一言述べたくなるような刺繍が散逸している。物書きのくせして誤字魔王のオレなので何も言えた立場ではないが(校正さんいつもすいません)、彼らは、それを自慢げに我々東洋人に見せびらかすように歩く。目を伏せずにはいられない。

 ここからナイショ話だが、とある西洋のライダーが、とある日本人に『愛』という漢字を教えろ、とせびったことがある。その人が書いて渡したその字を、そのライダーは、そのままタトゥにしたそうだ。誰のせいなのか、それは結果として、少々正当ではない形で刻まれていた。口の悪いオレは、それを『歪んだ愛』『いびつな愛』などと裏で称していた。繰り返すが他言無用だ。


 さて続く。お姉ちゃんと言えば、先日の自転車洗ってくれるコカニー姉ちゃんも愛想良かったが、下のミルク飲料を配っていたお姉ちゃんは、カナダの第二公用語であるフランス語なまりだったので、フランス2割増のオレとしては、プレスパスを見せびらかして写真を撮り、通常お試しワンカップのところ、無理やり1ビン頂く。

 写真ではわかりにくいが、お姉ちゃんの右パイオツ部に『What's your flavor?』(あなた好みのお味は?)と書かれており、いろんな妄想を抱きながら飲む。オレが納豆の次に愛するチョコレートのお味を頂いたので、ウマいとかマズいとかそういう問題ではなく、チョコレートであることだけで文句なし。閑話までに、アイスもチョコレート以外はあまり喰わない曲がったことの嫌いなオレである。

 しかし本当の問題は、このお姉ちゃんたちの下半身のイデタチにあった。後で「あのミルクのお姉ちゃんたち、Tバック丸見えのスカートはいてたよ」との報告を受け、「あなたのお味」にばかり見とれて場合ではなかったと、ほぞを噛みまくる。とても損した気分だ。


 
 つぎ。会場内にあったマイクロソフト・ZUNEのブース。がんばれズーン。なんとかかんとかポッドに負けるなズーン。と、マウンテンバイクシーンを応援してくれているので、こちらも負けずに応援してみたが、なんだか元気がなかった。ライブペインティングみたいなことで、若者の気を引こうとしていたが、いまいちだった、ペイントそのものも。

 マイクロソフトと言えば、世(というよりネットか)にはWindowsからMacへとスウィッチする方法は多々散逸しているが、Macを使い続けてきたオレが、安価で世界標準のWindowsに乗り換える方法というのが1つも見つからない。ホットケーキの作り方を探すと、のきなみ「ホットケーキミックスを使って」と書かれたレシピばかりであきれるのと同じか。なんだよもう。仕組みを理解して、0から作ろうや。こっちはな、そんなモノのない場所にいるんだよ。手に入る材料だけで日本フレーバーの「だし」を作ろうとしてるんだよ。カレーのルウは高いからな、小麦粉とバターでとろみをつけんだよ。物理世界の、本質を知りたいんだよ。何を言いたいのか不明なら、それはそれでしかたなし。



 モバイル・パンプトラック。マウンテンバイク・スクール(キャンプ)をプロモートするブースのそばにあった。バーム(コーナー部)の土台と6つのパンプ(凸凹)だけがレディーメイド、それを運んで7時間かけて組んだそうな。ちなみに解体には4時間かかるそう。お疲れさんです。実際に走る模様はこちら



 なぜかひげ剃りもプロモーション中。ブツももちろんダータ(『無料』のプロ用語)で配っていたようだがもらっていない。メイン会場すぐそばに設置されていた、ひげ剃りロデオマシーンは、女の子が乗るとかなりキワドい光景となり、やらしい目で女性のロデオを見つめるカウボーイ気分も満喫できた。

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