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ウィスラーに持ってきたいもの/タイヤ

●タイヤ ーーサイズ2.3以上の太いのを。

 太いほどいい。タイヤが太ければ、トラクションを目一杯稼げる。パークではもちろんダウンヒル系タイヤが目白押しで、《マキシス・ミニオンDH F》を前後ともに履くのが、今んところの流行りのようだ。《ケンダ・ネヴェガル》もよく見る。

 一方、トレールでも、そんなタイヤで走る連中をよく見る。もちろんトレール専門のオールマウンテン系フレームに乗る人々にはダウンヒルタイヤは見かけないが、それでも重いことさえ忘れてしまえば、上りでもよりトルクのかかる良いタイヤとして扱うことができる。

 とにかくウィスラーのトレールは、ぼこぼこなのだ。いたる所に根っこと岩。そんな路面を走っていると、頭に流れるのは『ルーツ、ロック、レゲエ』(ボブ・マーレー)である。そういうわけで、単にスタミナがあるだけでは、まともに登れない。そこでタイヤの直接的なトルクに頼るわけだ。だから太いの。ブロックも、大味なボコボコしたやつがいい。今回はなんとなく2.2ぐらいのものが付いていたが、次回は2.5近くのタイヤにしてみたい。《タイオガ・ブルードラゴン 2.5》にしてみたい。太くて軽くて良さそうだ。

 しかし、小猿によるとサイドウォールが堅めでないと、コシが少なく頼りなく感じる、という。確かに、あれだけガレた上りならタイヤ自体のコシがあったほうが、最終的なトラクションの粘りが必要となる。いわゆるコシ砕けを起こし、タイヤがずるり滑って自転車を降りなくて済むためにも、硬めのサイドウォールが必要なのだろう。履き比べてないのでわからないが。が、その分重くなりもするので、総重量を考えると、太めの軽めでもいいのかとも思えている。

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